博多湾

入り江を生かした福岡城の大堀を埋め立てて大きな池にした人工的な公園、環境保全をはかり都市部にありながらも豊かな自然と生態系を守った大濠公園

 自然に恵まれた大濠公園 福岡県福岡市にある大濠公園は、数多くの植栽された樹木やたくさんの野鳥が訪れ亀が生息する水辺、池の中を泳ぐ鯉など、一年を通して豊かな自然に触れることのできる公園です。また福岡市の中心部である博多や天神からも地下鉄や...
佐世保港

佐世保湾口の戦略的重要地に構築された陸戦用堡塁、現在に残る堅固な軍事施設が佐世保の軍港の歴史を語る石原岳堡塁跡

遺跡のように現在に残る石原岳堡塁跡 長崎県西海市にある石原岳堡塁跡は、明治時代に敵国艦隊が佐世保軍港を来襲することに備えて設置された陸戦用の堡塁跡です。昭和4年に堡塁としての軍事的な役割を終えましたが、砲台跡や弾薬庫跡、御影造りの兵隊宿舎跡...
山口市

表情に富んだ風景が水墨画の世界のように見える池泉回遊式庭園がある毛利隆元の菩提寺、大内氏の庇護のもと雪舟が造ったといわれる雪舟庭がある常栄寺

大内氏の時代に造られた雪舟庭がある毛利隆元の菩提寺 山口県山口市にある常栄寺は、今から約500年前に室町時代後期の守護大名の大内政弘が、画僧雪舟に築庭させたと伝えられる雪舟庭のある臨済宗東福寺派の寺です。雪舟は大内政弘の庇護を受け、山口に居...
オランダ

江戸時代初期の国際貿易港平戸に築かれたオランダの貿易拠点、当時の平戸の人々を驚かせた巨大な建物が日蘭交流の発展を象徴した平戸オランダ商館

貴重な文化的復元建物となった平戸オランダ商館 長崎県平戸市にあるオランダ商館は、東アジアにおけるオランダの貿易拠点として1609年に建てられた商館を復元したものです。1641年に幕府の命令で取り壊された以降は、船乗りたちの居住地となったりし...
北九州市

門司港とともに九州の玄関口として発展した鉄道駅、優雅でクラシカルな駅舎は今も健在で往時の頃様子を偲ぶ門司港駅

 レトロな雰囲気が人々を魅了する門司港駅 福岡県北九州市にある門司港駅は、ネオ・ルネッサンス様式を採り入れて大正3年に建てられたレトロな雰囲気が漂う駅舎です。昭和63年には鉄道駅舎として初めて国の重要文化財に指定されました。イタリアのテル...
JR佐世保線

有田焼の陶祖李参平の死後に建てられた焼き物の神様を祀る神社、有田焼の歴史を感じ、有田の町の発展を見守ってきた陶山神社

 有田の陶工や多くの人の信仰を集める陶山神社 佐賀県有田町にある陶山神社は、応神天皇を主祭神とし、有田焼にゆかりの深い佐賀鍋島藩の藩祖鍋島直茂と有田焼の陶祖である李参平を祀っている焼き物の神様の神社です。境内には有田の陶工たちが奉納した磁...
咸宜園

城下町として整備されその後天領のお膝元として経済の一大中心地として繁栄、経済・文化が発展していった史跡を見ながら商店街のショッピングが楽しめる日田豆田町

 日田陣屋のお膝元として栄えた豆田町 大分県日田市にある豆田町は、江戸時代に天領が置かれた日田陣屋のお膝元として栄えた風情ある城下町です。多くの史跡や商家、家屋敷が集まる豆田町は、「豊後の小京都」または「九州の小京都」などとも呼ばれていま...
天満宮

菅原道真の没後に霊魂が戻ってきたと確信した松崎の地に建てられた天満宮、天神信仰が根付き時代の変遷とともに発展していった防府天満宮

菅原道真との由緒や防府の歴史を今に伝える防府天満宮 山口県防府市にある防府天満宮は、御祭神の菅原道真にゆかりのある天満宮です。学問の神様である菅原道真を祀る防府天満宮には、合格祈願や学業成就で参拝に訪れる人が多く、境内にあるたくさんの絵馬に...
下関市

関門海峡にそびえ立つ地域のランドマーク、当時の革新的な工法で建設され50年経った現在も本州と九州を結ぶ自動車交通の大動脈を担う関門橋

関門海峡に架かる重要な交通インフラで、エリアのランドマーク的存在の関門橋 山口県下関市と福岡県北九州市の間にある関門海峡に架けられた関門橋は、本州と九州を結ぶ陸上交通のインフラの一つとして重要な役割を担っている長大橋です。関門橋は昭和48年...
佐賀県

多久が文教の地として再出発した時代の孔子廟、怨念を乗り越えて人心を得ようとした強い想いを感じる多久聖廟

文教の地である多久の象徴、多久聖廟 佐賀県多久市にある多久聖廟は、儒学の祖で学問の神様ともいえる孔子を祀った建物です。いわゆる孔子廟といわれるもので、現存するものとしては、栃木県の足利学校、岡山県の閑谷学校の孔子廟とともに日本で最も古いもの...